【佐野市】探偵はストーカーからの人探し調査依頼も引き受ける？

探偵事務所が引き受けている「人探し」とは

探偵事務所が行っている「人探し」は、一般的に「家出をした家族」「音信不通になった知人」「恩人探し」「昔の恋人探し」などの調査です。「人探し」では、電話帳・住宅地図・有料の会員制データベース・独自の秘密情報などを活用して対象者を探しますが、調査員が聞き込みや張り込みなどを行うことも少なくありません。

探偵事務所が引き受けない「人探し」とその理由

探偵事務所が引き受けない「人探し」と、その理由は次のとおりです。

・家庭内暴力の被害者の「人探し」
「探偵業法」では「禁止調査」が定められています。その1つが「家庭内暴力の被害者の所在調査」です。つまり、家庭内暴力の加害者からの「人探し」の依頼は引き受けていません。調査を開始して、その後依頼者が家庭内暴力の加害者と判明した場合には、調査は即中止されます。

・ストーカー被害者の「人探し」
ストーカー被害者の「人探し」は、「ストーカー規制法」で禁止される行為です。探偵事務所が、「ストーカー規制法」の禁止命令に違反することを承知のうえで、ストーカー加害者からの依頼を受けて「人探し」を行うと、警察に逮捕されます。

探偵事務所が行っている事前確認

探偵事務所は「人探し」を引き受けることで、家庭内暴力の被害者やストーカー被害者の生活が脅かされることがないよう、調査の前には必ず確認を行っています。具体的な方法は、次の2つです。

・聞き取り調査
「依頼者と対象者との関係」「調査が必要な理由や経緯」などを、詳しく調べます。聞き取り調査の際に依頼者の回答が曖昧だったり、怪しい言動や不審な振る舞いがあったりする場合には、引き受けません。

・誓約書の署名捺印
調査を開始する前に、依頼者に「人探しの調査結果を犯罪目的に利用しない」と記載した誓約書に署名捺印をしてもらいます。ストーカー行為を続けていると、自分が犯罪行為に手を染めている自覚がなくなる人も少なくありません。
探偵事務所が誓約書の内容を説明し、ストーカー行為が犯罪であることを依頼者に確認することで、ストーカー行為の防止につなげられます。

DVやストーカー関連で対応可能なケース

探偵事務所は、被害を受けている方から相談があれば対応しています。具体的な対応可能なケースは、「防犯対策」「証拠集め」「ストーカーの身元特定」などです。